以前経営していたクリニックではレセコンのみ導入していたのですが、新築ビルでの開業に際して電子カルテの導入は必至と考えていました。その目的は月並みですが「業務の効率化」にあり、特に強く意識したのが検査業務です。
図:かしまクリニック システム構成図
実は、検査機器のうちCTとX線については東芝メディカルシステムズの装置導入を当初から決めていました。それゆえ装置との相性を考慮して、同社の医事会計・画像ファイリングシステム一体型電子カルテ「TOSMEC Aventy 2.0」に決めたという側面もあります。実際、その判断は正解でしたね。当クリニックでは「TOSMEC Aventy 2.0」とCT /X線装置をMWM連携させており、電子カルテから直接装置に検査オーダができます。撮影画像も簡単かつ迅速に診察室の端末に表示できるので、診療の効率化に大いに役立っています。
写真:東芝メディカルシステムズの16列マルチスライスCT「Alexion」を導入。電子カルテとMWM連携させて活用
診察室の向かい側にリハビリテーション室を設置。最新型のリハビリ機器を数多く導入
CT室の右横に設置されたCT操作室。奥の端末はCTの後方映像を映し出すモニタで、撮影時の安全性を確認
東芝メディカルシステムズのX線撮影装置「RADREX」、およびX線平面検出器(FPD)「TFD-2020A」を導入。CT同様に電子カルテとMWM連携により連動
処置室に東芝メディカルシステムズの超音波診断システム「Xario 100」を設置。鹿島院長が検査を担当する
ファイリングリスト連携により、カルテ画面で選択した患者のファイリングリストも同時にカルテと連動して表示
画像ビューアは多彩な機能を搭載。ファイリングリストから画像ビューアを開くだけでなく、カルテに貼り付けた画像アイコンからも画像ビューアを開くことが可能
画像ビューア「RapideyeCore」を搭載すると、CTのMPR機能により撮影画像の任意断面処理が可能になる
販売名 | 汎用画像診断ワークステーション用プログラム RapideyeCore SVIW-AVLE01 |
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一般的名称 | 汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム |
認証番号 | 227ADBZX00059000 |
図:ショートカット
電子カルテ画面左側の枠内項目をクリックすると、ポップアップ方式でショートカットの内容が表示されるため、診療や処方、オーダ内容等を簡単に登録・編集できる
写真:「TOSMEC Aventy 2.0」による医事会計業務の効率化に対する事務職員の評価は高い
【正式名称】 | かしまクリニック |
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【所在地】 | 大阪府茨木市丑寅2-1-6 |
【診療科目】 | 内科、呼吸器内科、アレルギー科、リハビリテーション科、歯科 |
かしまクリニックは茨木市で唯一、医科と歯科の診療を行うクリニックとして、2016年7月に開業。新築ビルは1階が駐車場、2階が医科、3階が歯科のスペースとなっている。
医科は鹿島祥隆院長の専門である呼吸器内科を中心に、地域に根ざしたプライマリケアを提供する。「当クリニックでの治療か基幹病院への紹介かを的確に診断するために、必要最低限の装置を揃える」という同院長の方針により、CTやX線撮影装置、超音波診断システム、心電図、内視鏡などの画像診断・検査機器を、合計3部屋の検査室・処置室に配置。リハビリテーション室には4つのベッドとともに、最新のリハビリ機器を多数設置している。
スタッフ構成は医師1名、歯科医2名、看護師2名、歯科衛生士2名、事務員は合計4名(医科・歯科に各2名)。
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