地球環境の保護・保全(1)


関連するSDGs

目標12 つくる責任つかう責任

グリーン調達や資源循環に向けたさまざまな取り組みを通じて持続可能な消費生産形態の確保を推進しています。

目標13 気候変動に具体的な対策を

製品ライフサイクル全体でのエネルギー効率改善とCO2排出量削減、お客様や社会の環境負荷低減に向けた支援活動など、さまざまな対策を講じています。

目標15 陸の豊かさも守ろう

生物多様性保全活動や持続可能な木材製品の調達といった取り組みを通じて、自然共生型社会の実現へ貢献しています。

⁠考え方

「かけがえのない地球環境に配慮した“環境配慮型の医療機器・システム”を提供し、社会・医療に貢献することは、世界中に事業を展開している我々の義務であり、“経営理念”である。」との認識に立って、キヤノングループ環境憲章ならびに当社グループの行動基準に基づき、環境活動を技術的・経済的に可能な範囲で次により推進します。

環境方針

環境への取り組みを経営の最重要課題の一つとして位置付け、事業活動、製品・サービスに関わる重要な環境側面について、環境目的・環境目標の設定及び定期的な見直しを行い、環境マネジメントシステムとその環境パフォーマンスの継続的改善及び汚染の防止に全階層で取り組みます。
環境に関する法規則・公害防止協定などを遵守することを最低限の責務とする立場に立ち、生物多様性を含む環境への影響を配慮し、より厳しい自主基準を設け管理します。
キヤノンメディカルシステムズグループは、次の項目を重点的な取り組みとし、製品・事業プロセスの両面から環境負荷の軽減を図ります。
  1. 製品のライフサイクルを通じ、環境負荷の低減に寄与する環境配慮型製品・サービスを提供します。
  2. 地球温暖化の防止、資源の有効活用、化学物質の管理など、開発、製造、販売、サービス、廃棄など、すべての事業プロセスで環境負荷低減に取り組みます。
  3. 地域・社会と連携し、生物多様性の保全活動を推進します。
積極的な情報開示とコミュニケーションにより、地域・社会、お客様との相互理解を図ります。


2018年1月4日制定
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代表取締役社長 瀧口 登志夫

体制

環境マネジメントシステムの適用範囲

名称住所
キヤノンメディカルシステムズ(株)那須事業所栃木県大田原市下石上1385番地
キヤノン医療用品(株)本社東京都文京区湯島2丁目18番6号
沖縄キヤノンメディカルシステムズ(株)沖縄県那覇市西1丁目19番地9号
キヤノンメディカルシステムズ(株)北海道支社北海道札幌市東区本町2条2丁目3番6号
キヤノンメディカルシステムズ(株)東北支社宮城県仙台市青葉区南吉成2丁目17番2号
キヤノンメディカルシステムズ(株)関東支社埼玉県さいたま市北区土呂町1丁目45番10
キヤノンメディカルシステムズ(株)首都圏支社東京都中央区佃二丁目1番6号
キヤノンメディカルシステムズ(株)中部支社愛知県名古屋市中区栄4丁目5番3号
キヤノンメディカルシステムズ(株)関西支社大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番30号
キヤノンメディカルシステムズ(株)中四国支社広島県広島市中区鉄砲町8番18号
キヤノンメディカルシステムズ(株)九州支社福岡県春日市須玖北2丁目8番地
キヤノンメディカルシステムズ(株)下丸子事業所東京都大田区下丸子3-30-2
キヤノンメディカルシステムズ(株)川崎事業所神奈川県川崎市幸区柳町70-1
キヤノンメディカルシステムズ(株)小杉事業所神奈川県川崎市中原区今井上町9-1
東芝ロジスティックス(株)那須ロジセンター栃木県大田原市下石上1385番地
東芝環境ソリューション(株)那須事業所栃木県大田原市下石上1385番地
東芝ビジネスアンドライフサービス(株)栃木県大田原市下石上1385番地
セコムトセック(株)那須事業所栃木県大田原市下石上1385番地
高橋建設興業(株)栃木県大田原市下石上1385番地
和光産業(株)栃木県大田原市下石上1385番地
(株)マルベル栃木県大田原市下石上1385番地
(株)LEOC栃木県大田原市下石上1385番地
(株)エビス栃木県大田原市下石上1376番地3
キヤノングループは、環境保証活動の継続的な改善を実現していくための仕組みとして、国内外の事業所において、環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001によるグループ共通の環境マネジメントシステムを構築し、世界40の国や地域におよぶ生産拠点・販売会社でISO14001の統合認証を取得しています。
当社においてもキヤノングローバル統合認証審査を2018年5月に受査し、認証されました。今後も、従業員のモチベーションの維持や活動の質向上を図るべく、環境活動を推進していきます。

環境教育

毎年、全社員(常駐会社の社員含)を対象に環境教育を実施し、環境方針/環境活動目標の周知、コンプライアンス順守の徹底、環境情報の共有化によるコミュニケーションの活性化と環境意識の向上に努めています。
その他、力量が必要とされる専門教育や内部環境監査員教育を実施し、環境教育の充実を図っています。


環境グローバルミーティングを開催
当社の国内グループ会社・海外現地法人と一体となった環境推進体制を確立することを目的として、2018年4月、「環境グローバルミーティング」を開催しました。初の開催となった本会議には、海外現地法人7社が参加。キヤノングループ環境経営方針及び当社が環境に取り組む意義について説明し、その理解促進に努めました。

環境戦略の4本柱

「世界の繁栄と人類の幸福のため、資源生産性の最大化を追求し、持続的発展が可能な社会の構築に貢献する。」というキヤノングループの環境保証理念に基づき、当社では環境戦略として以下に示す4本の柱を掲げています。
少ない資源(原材料、エネルギー)でものをつくり、サービスを提供していくことが、コスト削減だけでなく、お客様の経済性改善にもつながっていくという基本的な考え方です。

*1EU エコデザイン指令:エネルギー関連製品に対する環境配慮設計要求事項設定のための枠組を構築する指令
*2POPs条約:残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約。環境中での残留性、生物蓄積性、人や生物への毒性が高く、長距離移動性が懸念される残留性有機汚染物質(POPs:Persistent Organic Pollutants)の、製造及び使用の廃絶・制限、排出の削減、これらの物質を含む廃棄物等の適正処理等を規定している条約
*3EU REACH規則:化学物質の総合的な登録、評価、認可、制限の制度
*4RoHS指令:欧州電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会及び理事会指令
*5EU WEEE指令:電気電子機器廃棄物の回収とリサイクルに関して、廃電気電子機器に関する欧州議会及び理事会指令
*6拠点:国内生産拠点である本社

製品ライフサイクル

環境配慮型製品づくりの推進

地球環境の維持に貢献し、かつお客様の求める臨床性能を満足しながら検査効率を改善し、運用コストを削減するという大きなチャレンジに立ち向かいながら、当社は毎年多くの新製品を市場に提供しています。環境配慮設計に関する国際電気標準規格IEC60601-1-9に準拠した製品開発・設計プロセスに基づき、生産・使用・廃棄までの製品ライフサイクルにおいて製品自体の省エネ・省資源・有害化学物質排除に取り組むとともに、さらにお客様の検査効率向上を通じて製品の利用効率を改善するための工夫にも取り組んでいます。

IEC60601-1-9:年々厳しくなる各国の環境規制に医療システムを適合させるため、環境配慮設計の要求事項を規定した国際電気標準規格

産業団体の環境活動へのグローバルな参画

当社は、日本国内の産業団体JIRA*1環境部会においてはリーダーを務め、かつ上位国際団体であるDITTA*2に参画しています。さらにEUエコデザイン指令*3への対応として欧州産業団体COCIR*4が主導している製品エコデザインへの自主推進活動に対しても日本から直接参加しています。製品の省エネ・省資源・含有化学物質管理について、他会員企業と協力しながら積極的に推進するとともに、その成果については欧州連合(EU)に対して積極的にPRと共有を行っています。特に近年はEUが推進する循環経済への対応として、製品中に使用する各種CRM*5消費量の把握・削減・回収技術の探索に取り組んでいます。また、製品中の有害化学物質の排除などにも積極的に取り組んでいます。

*1 JIRA : 一般社団法人日本画像医療システム工業会。Japan Medical Imaging and Radiological Systems Industries Associationの略
*2 DITTA:国際画像診断治療機器業界会議。International Congress of Diagnostic Imaging and Therapy Systems Trade Associationの略
*3 EU エコデザイン指令:エネルギー関連製品に対する環境配慮設計要求事項設定のための枠組を構築する指令
*4 COCIR:欧州放射線医用電気機器産業連合会。The European Coordination Committee of the Radiological, Electromedical and Healthcare IT Industryの略
*5 CRM:戦略物資。Critical Raw Materialsの略

資源の有効活用

TOPICS: 再整備(リファービッシュメント)の取り組み

当社事業で消費した資源の有効活用として、中古製品の再生事業と、製品の修理に使用するパーツの再利用に取り組んでいます。当社は日米欧の3地域に中古品再生の拠点を持ち、COCIR*1のGRP*2プログラムに準拠したSecondlife再整備プログラムを推進しています。3Rセンターのエキスパートが医療施設から回収した中古製品を検査、使用状況に応じて必要なパーツを交換、最新機能にアップデートしたあとに品質検査を実施することにより、確かな品質を確保しています。2019年中には中古品再整備に関する国際規格IEC*363077が発行される見込みですが、当社はこれに適合する予定です。
また修理用パーツについても再利用に取り組んでいます。製品から回収されたパーツは、清掃・外観検査・機能確認による選別のあと、品質検査を実施してパーツセンターに送り、修理に活用されます。

*1COCIR:欧州放射線医用電気機器産業連合会。The European Coordination Committee of the Radiological, Electromedical and Healthcare IT Industryの略
*2GRP:Good Refurbishment Practiceの略。再販売する使用済医療機器のための整備プロセス。整備対象装置の選択、必要に応じた部品交換、オリジナル製造者の仕様による安全性、機能・性能等の試験実施、実施内容の記録などを行うことを定めたプロセス
*3IEC:国際電気標準会議。International Electrotechnical Commissionの略。電気及び電子技術分野の国際規格の作成を行う機関