東芝メディカルはキヤノンメディカルに社名変更しました。

当社はキヤノンの成長事業であるメディカル事業の主軸として2016年にキヤノングループ入りし、2018年1月4日、キヤノンメディカルシステムズ株式会社に社名を変更しました。 これまで当社が培ってきた医療技術に、キヤノンの持つ画像処理技術や精密設計、加工などの生産技術を融合させることで、多くのシナジーを生み出しさらに強く大きく事業を発展させてまいります。


第44回日本整形外科スポーツ医学会

キヤノンメディカル セミナー展示のご案内

● 最新の超音波診断装置デモンストレーション 
Aplio iシリーズでは新しいビーム技術を搭載、更に従来よりも高感度な24MHzの「超高周波」のリニアプローブを開発、今まで見えなかった浅部の細かい組織まで描出できます。また微細な血流を描出する技術SMIにより今まで描出することの出来なかった腱・靭帯やリウマチ疾患などの微細血流を確認することが可能です。 
 
Aplio i800


超音波診断装置商品ページ

● 最先端のMRI画像解析デモンストレーション 
Olea Medical社のMR画像解析アプリケーションを搭載した、医用画像処理ワークステーション「Vitrea」を展示。 
関節軟骨を定量評価するT2 mappingでは、解析アルゴリズムにベイズ推定法を適用しており、安定した高精度な解析結果を取得可能です。
 その他、撮像された画像を基に各種パラメータをユーザーが任意に設定し、新しい画像コントラストを計算で作成するOlea Nova+など、ユニークな解析アプリケーションを搭載しています。  
MRI商品ページ 
 
医用画像処理ワークステーション「Vitrea」

第44回日本整形外科スポーツ医学会 | ランチョンセミナーのご案内

膝スポーツ障害に対する超音波診療
-X線から超音波へのパラダイムシフト-

2018年9月7日(金)12:10~13:10
第2会場(アスティとくしま 3階 第1特別会議室)
 

座長:熊井 司 先生
早稲田大学 スポーツ科学学術院

演者:中瀬 順介 先生
金沢大学附属病院 整形外科

概要
膝関節は最もスポーツ障害が発生しやすい関節の一つである。走る、踏み込む、跳ぶなどの動作の繰り返しは、膝伸展機構のオーバーユースとなり、膝前方部痛の原因となる。
特に成長期の下肢では、相対的な筋タイトネスの上昇に加え、筋出力の増加により、スポーツ障害が発生しやすい状態になっている。膝前方部痛をきたす疾患の診療(診断と治療)において、超音波はいまや必要不可欠なツールであり、超音波を使いこなすことで「Anterior Knee Pain」の診療に変化が生まれる。
従来の単純X線像では「見えなかった」ことが、超音波によって「見える」ようになり、病変部の可視化は、我々に想像と思索を与えてくれた。
治療の進歩において病態の把握は必須であり、我々はこれまでに膝前方部痛を呈するスポーツ障害に関する基礎研究と臨床研究を行ってきた。
本講演では日常診療において遭遇することが多いOsgood-Schlatter病、有痛性分裂膝蓋骨、膝蓋腱症、関節鏡手術後の膝前方部痛などに関する超音波所見の解説に加えて、超音波ガイド下注射療法の適応とテクニックや超音波ガイド下処置や手術について解説する。
超音波ガイド下注射では、目標とする病変部位と注射針を確認しながら注射をすることができるので、再現性と安全性が担保される。超音波ガイド下処置・手術では、軟部組織をリアルタイムで確認しながら処置を行うことが可能であり、今後軟部組織の手術には必須のツールになりうる可能性があると考えている。
これまで膝関節スポーツ障害に対し、身体所見と単純X線像で診断し、スポーツ活動の禁止や外用剤の処方、ストレッチ指導などを行ってきたが、選手の期待に応えられていないことを実感していた。膝前方部に超音波をあてるだけで、病態が見え、新しい治療法の可能性が広がり、様々な選択肢を提示することが可能となった。

膝前方部を超音波で観察する際、特別な超音波テクニックは必要とはしないが、膝関節前方構造体の解剖学的知識が必要となる。特に膝前方部痛を理解する上で、膝前方に位置する滑液包と脂肪体が重要と考えている。中でも浅膝蓋下滑液包、深膝蓋下滑液包、膝蓋骨前滑液包と膝蓋下脂肪体に注目している。膝前方部の超音波解剖を理解し、超音波ガイド下注射のコツを把握すれば、膝前方部痛を呈するスポーツ障害は、最も超音波診療が有効な疾患群で、運動器超音波診療をはじめるきっかけになる疾患群と考えている。
これまで運動器の画像検査は、常に骨(単純X線像)が中心であったが、膝関節のスポーツ障害では、すでにパラダイムシフトは起こっている。


演者紹介
2010年4月~金沢大学大学院整形外科 助教 
ツエーゲン金沢(J2)チーフドクター
日本ウエイトリフティング協会 スポーツ医科学委員 オリンピック強化スタッフ(医・科学スタッフ)
専門:
スポーツ整形外科 膝関節外科 運動器超音波診療

所属学会:
日本整形外科学会
日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)(評議員)
日本整形外科スポーツ医学会(代議員)
膝関節フォーラム世話人
日本臨床スポーツ医学会
European Society of Sports Traumatology Knee Surgery and Arthroscopy (ESSKA)
Asia-Pacific Knee, Arthroscopy and Sports Medicine Society (APKASS)