社長メッセージ

 皆様方にはご健勝のこととお喜び申し上げます。日頃は弊社製品サービスにご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年は日本を始め世界の多くの地域で自然災害に苛まれた年でした。その中でも経済の発展、高齢化の進展などを背景に、人々の健康で長生きをしたいという意識はより高まっており、これに応えるべく様々な技術革新の波が押し寄せています。当社グループでも世界中の人々の健康に貢献するために、技術開発、製品化のスピードを緩めることなく、数々の新製品を予定通り発表することができました。社員全員が一丸となって乗り越えた1年でした。

 さて、医療を取り巻く環境が厳しさを増す昨今、より効率的な医療と、コストの最適化を実現し、患者アウトカムを最大にする付加価値の高いソリューションを提供することが私達の使命です。それらを実現するためのツールとしてAI/IoTを活用した取り組みを始めています。
 昨年発表の技術の中で注目されたのが、世界初のディープラーニングを用いて設計された再構成技術AiCE (Advanced Intelligent Clear-IQ Engine)です。すでに多くの臨床施設でご使用いただいており、優れた画質改善効果並びにさらなる線量低減への可能性が報告されています。今後はMRIにも同様な技術を搭載し、検査時間を大幅に短縮しながら高精細画像を提供することを目指しています。
 医療現場では医療従事者が体験した様々な情報、知識、データが溢れています。それらをより充実した医療に向かうための意思決定の「智慧」として活用していくことが求められています。AI/IoTはそれらを導き出す一つの鍵となるでしょう。
 これからもキヤノンメディカルは医療の現場の課題を解決する様々なソリューションを提供してまいります。

代表取締役社長 瀧口 登志夫