小山田選手と歩む多様性社会への実現の日々

キヤノンメディカルシステムズは2015年より、パラアスリートである小山田 雅人選手を支援し続けています。小山田選手は2歳の時に事故で右前腕を失いましたが、幼いころは野球に打ち込み、ハンデをものともせず、挑み続けてきました。2014年から片腕の障がい者プロゴルファーとして各地の大会に参加するだけではなく、その傍らで講演会や健常者へのレッスンも行っています。

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2023年にアメリカで開催された全米アダプティブオープン大会では総勢285人のエントリーの中から日本人選手が3名選ばれ、そのうちの一人として参加するなど、国内外で活躍している選手です。
全米アダプティブオープン大会にて(左から小山田雅人氏、片倉郁江氏、吉田隼人氏)
全米アダプティブオープン大会にて(左から小山田雅人氏、片倉郁江氏、吉田隼人氏)
日本障害者オープンゴルフ選手権にてプレイする小山田選手
日本障害者オープンゴルフ選手権にてプレイする小山田選手
小山田選手は腕の障害だけではなく、脳腫瘍や心筋梗塞、脳梗塞、腰の脊椎分離すべり症など、日々あらゆる困難に立ち向かっています。医療とは密な関係を過ごす日々において、アメリカ大会の直前に検査入院や手術と、忙しく大変な日々を過ごされました。アメリカの大会では総合44位と、ご自身の中では納得のいかない結果となってしまいましたが、リハビリや繰り返す手術にもいつも前向きに望んでいらっしゃる姿に、感銘を受ける人は少なくありません。
小山田選手はキヤノンメディカルシステムズからの取材対応以外にも、あらゆる場所での講演や取材の依頼が後を絶ちません。たくさんの病気を抱えながら、常に前進する意思・強さに魅力を感じている人や、医療の観点から支持したいと考えている医師が学会での発表を依頼するなど、その才能はゴルフだけには留まりません。
10月に開催された日本障害者オープンゴルフ選手権ではグランプリの部で、見事優勝されました!
小山田選手の将来の目標は、シニアの大会に参加すること。将来の目標はシニアツアーに出場することです。そのためにシニアツアーの予選会に出場し予選通過を目指しています。また、障がい者ゴルフがパラリンピックに入っていないため、正式種目と認定してもらうための活動をこれからも続けていこうと思います。
2024年2月2日真岡市立真岡東中学校での講演の様子
また、学生や社会人向けの講演会活動を年間20〜30本ほど実施しているそうです。講演では、今まで経験されてきた障害と疾患、それをどのようなマインドで、どのような出会いで乗り越えて来たのかお話されており、障がい者でも努力と強い意志次第で夢の実現が可能であることを伝えています。
2024年2月2日真岡市立真岡東中学校での講演の様子
私たちキヤノンメディカルシステムズは小山田選手の夢の実現ために、小山田選手をサポートする医療従事者のために、不可能を「可能」にする医療を提供し続けます。
プロフィール

小山田 雅人(こやまだ まさと)氏

1967年生まれ栃木県出身。2歳の時に事故で右前腕を失いながらも、小学生の時から野球に打ち込み、ピッチャーとして活躍。中学生時に「自分との戦い」ができるゴルフに出会い、没頭する。世界障害がい者ゴルフ選手権をはじめとする数々の大会で優勝するなど、国内外で活躍。2014年にPGAのティーチングプロ資格を取得。